“Blown to life”- Arnout Visser (from updateNL)

デザイナーのアルナウト・フィッサーが、リールダムにあるガラスミュージアムで展開したプロジェクト「Blown to life」。
ケニア人のアーティストとガラス職人、チェコのガラス職人、そして多数のダッチ・デザイナーが参加し、3月から4月にかけて次々と実験的で新鮮な作品を生み出していた。
発起人のフィッサーは、10年前からケニアの工房とのコラボで、リサイクルガラスを素材にした「ブッシュガラス」というシリーズを作り続けている。
今回のプロジェクトもその一環で、誕生した作品は「ブッシュガラス」コレクションに仲間入り。6月にリニューアルオープンするガラスミュージアムで、これらの作品の展覧会が行われる。

アルナウト・フィッサーさんは、私が大好きなデザイナーのひとり。

「時間」や「自然現象」と言った壮大な物語をやさしい言葉で綴るような、知的なユーモアと詩的な造形力が彼の作品の魅力だと思う。
とある日曜日の朝、あるデザインのサイトでこのプロジェクトが行われていることを知り、すぐにガラスミュージアムへ。
撮影の依頼も何もなしに駆けつけたのだけれど、「よく来たね。好きなだけ写真を撮ってください。ガラスは熱いから気をつけてね」と親切なフィッサーさん。

「ブッシュガラス」シリーズは、古いボトルや壊れたガラスをもう一度溶かしたものが素材。
とても堅く、ガラス職人泣かせのマテリアルで、繊細な造形はできない。
目の前にある素材で一体何ができるか?それが、彼らの制作の出発点。
素朴な味のある作品を作り続ける中で、彼らは独自の作風を生み出していった。
2007年にも、フィッサーさんはケニアのガラス職人をリールダムによんでワークショップをした。
今回のプロジェクトはその続編。
ケニアからはガラス職人だけではなくアーティストも招待し、オランダでは大勢のトップ・デザイナーが彼らを待ち受ける。
異なる文化や技術の中で、お互いを刺激しあいながら新しいものを作り出していこうという試みだ。

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