運河の大掃除

2016年が、皆様にとってよい年となりますように!

今年もよろしくお願いいたします。

よい一年の幕開けに欠かせないのは年末の大掃除。
アムステルダムの運河でも、恒例の運河清掃が行われていました(写真は2015年12月15日に撮影したもの)
さまざまな粗大ゴミが運河底から引き上げられますが、その中には年間1万台とも1万5千台とも言われる自転車が含まれています。

アムステルダム市の人口は、約821.700人
そして市民が所有している自転車の数は881.000台(2015年3月の調査)。
12歳以上の市民の58%が毎日自転車を使い、市民みんなが1日に自転車で走る距離は合計200万kmにも及ぶとか。1885年にチェーンつきの自転車が発明されて以来、この街の主要な移動手段になりました(amsterdam marketingが2014年に発表した資料より)。
ちなみにオランダ国民の平均走行距離は、年間1018km。1日平均は約2.8kmとなります。

ところで、市内165の運河には日々自転車が水没しています。
多くの場合は、運河沿いに駐輪しておいた自転車が何かの拍子で落ちてしまったか、いたずらで水に投げ込まれてしまうなどのケース。
自転車の他にも、車のタイヤやスーパーマーケットのカートなど、色々なものが「水揚げ」されます。

このようなメンテナンス事業のおかげでこれまでにないほどきれいになった運河は、2500のハウスボートの生活の場にもなっています。近年では、参加者が市内2kmの運河ルートを泳ぐ「アムステルダム・シティー・スイム」というイベントも開催されるようになりました。

2010年にはユネスコの世界遺産にも登録された旧市街の運河地区は、この街を象徴する風光明媚な景色を織りなしています。